
乾燥肌さんの肌はとってもデリケート!
「日焼け止めを塗ったら、更に乾燥がひどくなった…。」
このような経験がある方もいるのではないでしょうか?
それは、肌にあった日焼け止めを選んでいないことが原因かもしれません。
日焼け止めの成分を理解し、肌に合った日焼け止めを選んで、潤う肌にしましょう!
この記事では、
- 乾燥肌さんが日焼け止めを選ぶときのポイント
- 日焼け止めを塗る際の注意点
- 乾燥肌さんにおススメの日焼け止め
を中心にお届けします。
すぐに、乾燥肌に合った日焼け止めが知りたい方は「美容成分、保湿成分のある日焼け止めを選ぼう」をチェックしてください。

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
乾燥肌さんの日焼け止め選び
なぜ日焼け止めを塗ると肌が乾燥するのでしょうか?
それは日焼け止めに入っている成分が原因です。
成分を理解し、自分に合った日焼け止め選びに役立てましょう♪
肌を乾燥させる日焼け止め成分
日焼け止めによる乾燥の原因には2種類の成分が影響しているといわれています。
それは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤という成分です。
どちらも肌を紫外線から守るために働きかける成分ですが、メリットやデメリットがあるので、それぞれの特徴や、肌への影響を説明していきます。
紫外線吸収剤&紫外線散乱剤まとめ
紫外線吸収剤 | 紫外線散乱剤 | |
特徴 | ・紫外線を科学的に熱に変える | ・紫外線を皮膚表面で跳ね返す |
メリット | ・透明で白浮きしにくい ・さらっとした使い心地 ・UVカット効果が高い |
・肌への負担が軽い |
デメリット | ・肌への負担が大きい | ・白浮きしてみえる ・汗や水で流れやすく、こまめな塗り直しが必要 |
紫外線吸収剤は、紫外線から肌を守るためには必要な成分ですが、紫外線吸収剤を含んだ日焼け止めは刺激が強く、肌荒れを起こしやすいので、乾燥肌の方は使用を避けましょう。
乾燥肌の方は、刺激の少ない紫外線散乱剤(ノンケミカルと表示されることが多い)の成分が入っている日焼け止めを選ぶようにしましょう。
ただ、上記で説明した通り、紫外線散乱剤は紫外線から肌を守る効果が紫外線吸収剤よりも低く、汗で流れやすいため、細めに塗りなおすことが大切です。
SPF15~30の刺激の少ない日焼け止めを使い、こまめに塗りなおしましょう。
肌への負担をかけずに、紫外線から肌を守ることが大切です。
乾燥肌さんの日焼け止めの選び方ポイント
乾燥肌さんは、肌がデリケートなので、刺激が少ないものを選ぶことが大切です。
ノンケミカル、天然由来成分100%等の表示のある肌に優しい日焼け止めを選びましょう♪
ポイントとしては
・紫外線吸収剤が入っていないノンケミカルのものを選ぶ
上記で説明した通り、紫外線吸収剤は刺激が強いものが多いので、乾燥肌の方は紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)と表示のある肌に優しい日焼け止めを選ぶことが大切です。
・防腐剤が入っていないものを選ぶ
化粧品などにも含まれる防腐剤。
長持ちさせる効果がありますが、刺激があるものもあり、アレルギー反応を起こすこともあります。
防腐剤不使用(パラベン不使用)と書いてあるものを選びましょう。
・アルコールフリーのものを選ぶ
アルコールは肌を乾燥させやすくしてしまうので、アルコールフリーと表示のあるものを選びましょう。
・SPF、PAの数値が高すぎないものを選ぶ
SPFはUV-A(紫外線A派)から守る数値を表しています。
SPFとは、日焼けするまでの時間を延長する強さを表しています。
一般的に15分から20分で日焼けをするといわれているので
SPF30の場合…。
15分×30=450分(7.5時間)
延長できるということになります
PAは、紫外線から肌を守る効果の高さを表しています。
+が多ければ多いほど、効果が高くなります。
数値が高いほど効果はありますが、その分肌への刺激も強いので、乾燥肌の方はSPF15~30、PA+++までのものを選ぶようにしましょう。
・肌に負担をかけず落とせる日焼け止めを選ぶ
日焼け止めを落とし切れていないと、肌トラブルを起こしてしまうことがあります。
クレンジングはアルコールや防腐剤が入っているものもあり、肌への刺激になってしまうことがあります。
クレンジングを使わないと落とせない日焼け止めの使用は避けましょう。
肌に優しい無添加の石鹸や、ボディソープで落とせるような日焼け止めを選ぶことが大切です。
購入する前に、パッケージに書いてある表示をチェックすることが大切です。
商品パッケージや、公式ホームページで配合成分をチェックし、保湿成分(スクワラン、シアバター)が入っている日焼け止めを選ぶことがおすすめです♪
パッケージを見てもわからない!という方へ、ご安心ください。
ここからは、美容ライターの私が厳選した乾燥肌さんにオススメの日焼け止めについてご紹介します。
美容成分、保湿成分のある日焼け止めを選ぼう
「日焼け止めは刺激が強いし、乾燥するから塗りたくない!」
そんな方でも使える、日焼け止めを塗りながらケアができる美容成分、保湿成分入りの日焼け止めをご紹介します♪
紫外線と乾燥からお肌を守るノンケミカルの日焼け止め。
・伸び&馴染みがよく、白浮きしない
・石鹸でオフできる高保湿UVミルク
・スーパーヒアルロン酸、スクワラン、ホホバオイルなど保湿成分たっぷりでで化粧崩れも防げる
紫外線吸収剤を使用しないで、ここまで紫外線から肌を守ってくれるのは嬉しい。
皮膜感がないので、つけてても気持ち良いです。(40代女性)
UVミルクよりもしっとり感があるので、乾燥肌の私にはうれしいです。(50代女性)
さらっとした使い心地が気持ちいいローションタイプ
紫外線によるダメージを抑え、肌に透明感を与える化粧下地UVローション。
・オーガニック、植物由来成分中心にできており、肌に優しい。
・敏感肌に優しいヘチマや、肌が潤う月桃等、美容成分が多く含まれている。
・白くならず、素肌感がでる。
ナチュラル系のUVはどうしても重めのものが多いですが、これは革命的に使用感がいいですね。
日差しの強さも日に日に強くなってきたので 毎日通勤まえに身体、首、腕に使用しています。
ナチュラル系のUVなのにべダベタせずさらっとしていて使いやすいのがいいですね! 香りもさわやかな香りなので好きです!(30代 女性)
肌を焼きたくないので、 あっという間に、日焼け止めが出来てすごく使いやすいです。(20代 女性)
しっかりと肌に密着するクリームタイプ
ノンケミカルで肌に優しく、美容成分たっぷりで肌に潤いを与えます。化粧下地としても使えるクリーム。
・美容成分たっぷりで肌に潤いを与える。
・白浮きせず、化粧下地としても使える。
・手軽に石鹸で落とせる。
肌に負担をかけずに紫外線を防いでくれますし、塗っていると肌の調子も整っていくように感じます。(40代女性)
ずっと日焼け止めって肌荒れするものだと思っていましたが、これは美容液より美容液みたいな感じです。
ファンデを塗ってるときより、これにアイメイクしてる時の方が、何故か肌綺麗。と言われます!
先日主人に最近肌なんか透明感あるね。ってボソっと言われて嬉しかったです。(50代 女性)
紫外線吸収剤を使わず、保湿成分をたっぷり配合したUVクリームです。
・クレンジング不要で石鹸で落とせる。
・6種類のセラミド、コラーゲン等の保湿成分が配合されている。
・植物由来オイルと植物エキスが、肌を健康に整えてくれる。
いつも日焼け止めを使うと肌荒れをしていたので、使うことを諦めていましたがこれは違います!
保湿成分が入っているので、保湿クリーム感覚で使えるのが嬉しいです。(30代女性)
しかもクレンジング不要で石鹸で落とせるので、オフするときの肌への負担も気になりません。
コスパもいいので、ずっと使い続けられそうです!(30代女性)
気軽に塗り直しができるスプレータイプ
赤ちゃんの肌にも使えるノンケミカルで低刺激の保湿力に優れたスプレーです。
・赤ちゃんの肌にも使えるバリア機能に優れた日焼け止め
・スキンケア成分63%と高配合+4つの美容成分入り(ユキノシタエキス、ボタンエキス、クズ根エキス、甘草エキス)
・スプレータイプで塗り直しが楽&低刺激だから重ね塗りによる肌への負担が少ない
汗や水で流れてしまうことが多く、塗り直しが必須だっただけれど、水に強いことが分かり、塗り直しがこまめに要らないのが楽です。
SPF35、PA++の紫外線カット数にかかわらず、肌に優しいのが嬉しいです。(30代 主婦)
日焼け止めを塗る際の注意点
「日焼け止めを塗っていたのに焼けてしまった…。」
それは日焼け止めの塗り方が間違っているからかもしれません。
そうならないために、日焼け止めの塗り方を見直しましょう♪
たっぷり塗る
「たくさん使うのは勿体ないから…。」
と、少ない量で塗っていては、満遍なく塗れておらず、部分的に日焼けをしてしまいます。
日焼けをした後のケアは大変ですし、シミを作る原因にもなりかねません。
「少し多いかな…。」
と思うくらいの量を満遍なく塗るようにしましょう。
乾燥肌の方は、肌がデリケートなので強くこすらず、優しく伸ばしましょう♪
重ね塗りをする
いくら外出する前に、丁寧に塗ったからといって、塗りなおさないのは危険です。
日焼け止めは時間と共に効果がうすまり、汗や水で落ちやすいので、こまめに塗りなおす必要があります。
2~3時間間隔で塗りなおしましょう!
日焼け止めは肌になじみ、効果を発揮するのに時間がかかります。
最低でも外出する30分前には塗ることが大切です。
顔用、体用と使い分ける
実は、顔用の日焼け止めは、体用に比べて低刺激のものが多いです。
顔用の日焼け止めは、ノンケミカルで肌に優しいもの、美容成分や保湿成分が含まれているものが多いです。
体用は、顔用よりも、紫外線から肌を守る効果が高く、刺激が強いものが多いです。
「使い分けるのが面倒くさい。」
「紫外線から肌を守る効果が高い方がいい!」
といって、顔体兼用で使うと、顔だけ荒れてしまうなんてことになりかねません。
何故分かれているのかを理解して、肌トラブルを防ぎましょう。
日焼け止めを使う前に肌状態を見直そう!
「ノンケミカルで美容成分、保湿成分入りの日焼け止めを使ったのに肌が荒れた!」
このような症状の方は、日焼け止めを塗る前の肌状態を見直す必要があります。
乾燥したお肌は、ダメージを受けやすくバリア機能が低下し保湿が不足している状態になります。
どんなに保湿成分たっぷりの日焼け止めを使っても、もともとの肌が乾燥していると、受け入れ態勢が整っていないため、肌への刺激になってしまうかもしれません。
更に乾燥してしまいます!
まずは、肌トラブルを優先して改善させることが大切です。
日頃のスキンケアから、いつでも日焼け止めを受け入れられるよう、保湿をたっぷりして乾燥を防ぎましょう♪
乾燥肌さんの保湿について詳しく知りたい方は「しっとり潤う!乾燥肌さんのための原因別おすすめ化粧水」もチェックしてみてくださいね。
肌トラブルがひどいときは塗らない!
あまりにも肌トラブルがひどい時は、これ以上肌状態を悪化させないために、塗らないという選択もあります。
「じゃあ日焼け対策はどうしたらいいの?」
と不安になる方も多いと思います。
そこで、日焼け止めに頼らず、紫外線を防ぐ方法を紹介します。
おすすめの飲む日焼け止め
肌状態がひどい方は飲む日焼け止めがおすすめです。
日焼け止めを塗らなくても、日差しを浴びた後、メラニンや、活性酸素を放出してくれます。
長時間外でスポーツをする方なども、塗り直しが必要ないのでおすすめです。
日頃のスキンケアの1つとして、サプリを飲むことを習慣化してしまえば飲み忘れもなく、毎日の日焼けケアができます。
一時的に飲むだけでは、ダメージから肌を守れないので、飲み続けることが大切です。
インナーケアで、紫外線から肌を守りましょう♪
潤いをキープするために必要なセラミドと、シミの形成を防ぐフィトールを含んだ紫外線対策サプリ
・シミを薄くし、透明感肌に導くL-シスチン配合。
・美容成分のセラミド、フィトールを含んだブライトニングパインが肌トーンを明るくする。
・外側からの対策で補えない乾燥を、内側からケアし、防いでくれる。
飲む日焼け止め、初めて飲みましたが肌の透明感がアップしたように感じます!
1日2~6粒で良いので、非常に飲みやすいですしカプセル型で大きくもないので毎日続けやすいです。
肌はとにかく白くあってほしいという願いが叶うサプリメントです。
色白を目指しており、普段から日焼け止めは欠かさず塗っているのですがそれでも焼けてしまう最近の日差し、普段の日焼け対策にプラスしてこちらのサプリメントを取り入れたことによって肌が焼けにくくなりました。(30代女性)
子供と一緒に外に出ることが増えたので、日焼け止めは必須ですが面倒なので助かります。
日に当たると、すぐにシミやそばかすができてしまう体質なので、気を使っていましたがこちらを飲み始めてから気になる悪化もないです!
1日2粒飲めばいいので続けられているし内側から日焼け止めが完了するなんて便利すぎます。
肌も明るくなってきたので美肌のために続けていきたいです。(30代女性)
おすすめの日除けアイテム
日焼け止めを塗らない選択をしたら、焼けないために紫外線カットの帽子や、日傘、サングラス、アームカバーなどで対策する必要があります
大きなつばと、ロングケープで顔から首筋まで紫外線を徹底カットします。
・リボン付きで見た目が可愛い。
・裏側にメッシュを使用し、通気性が良く快適。
・しわになりにくい素材で鞄にしまいやすい。
・結んだ髪をそのまま出せるのでヘアースタイルが崩れない。
散歩のときなどに使いますが、お洒落で丈夫なのでもう1つ欲しいと思いました。
首の後ろまで隠れるので、日焼けの心配がありません。(40代 女性)
ショートカットで首の後ろが焼けるのが嫌だったのでこの形のが見つかってよかったです。(30代 女性)
乾燥肌の筆者がお薦めする!保湿成分たっぷりの日焼け止め
筆者は、敏感乾燥肌なので肌に合わない日焼け止めで荒れてしまったことがよくあります。
そんな筆者でも毎日の保湿ケアの見直しや、自分にあった日焼け止めを選ぶことで悩みを解決してきました。
そこで、乾燥肌の筆者がお薦めする保湿成分たっぷりの日焼け止めをご紹介します。
乾燥性敏感肌を考えた、セラミドケアをしながら紫外線カットをする保湿力たっぷりUVクリーム。
・紫外線から肌を守るだけでなく、セラミドケアをしながら肌ダメージを防ぐ。
・白残りせず、不快感なく使える。
・ユーカリエキス、アスナロエキス等の美容成分配合で潤いたっぷり。
*は「有効成分」 無表示は「その他の成分」
しっとりとした質感で、潤いを逃がさず、蓋をしてくれます。
日焼け止めをに塗ると、肌が重くなり、粉をふくことがあったのですが、キュレルのUVクリームはそういったことがなく、肌荒れもせず、安心して使えます♪
SPF30、PA++というかなり高い効果をもつのに、低刺激なところがお気に入りです。(大山)
テクスチャは少し固めで、しっかり肌に密着する感じがしました。
しっとりしたクリームが、潤いを逃がさないよう肌を守ってくれるように感じました。(大山)
使用後は白浮きせず、しっとり潤いました。
べたべた感もなく、使い心地が良いところがお気に入りポイントです。
保湿力が高いので、化粧下地として使っていますが、長時間メイクがよれることもなく、乾燥しらずになって嬉しいです。(大山)
子どもと一緒に使える肌に優しい日焼け止めミルク。肌の潤いを守りながら、乾燥を防ぎます。
・石鹸で落ちるので肌に優しい。
・ヒマワリエキス、BG等の保湿成分配合でしっとり潤い肌に。
・乾燥肌、子どもにも使える優しい使い心地。

なめらかな質感で、使い心地がいいです。
しっとり潤うので、保湿クリームを塗ったように感じます。
ミルクなので肌に優しいところもお気に入り♪
良く伸びるのでコスパもいいですし、子どもも使えるくらい低刺激なので肌トラブルなく使えて嬉しいです。(大山)

テクスチャは柔らかく、良く伸びます。
使用後は、肌がしっとり潤う感じがしました。(大山)

塗った後は艶が出て肌が綺麗に見えるところがお気に入りです。(大山)
自分の肌に合った日焼け止めを選んで、乾燥しらずの肌を目指そう♪
乾燥肌にとって、乾燥は年中悩み続けるもの。
乾燥ケア+日焼け対策をしなければいけない夏は大変ですが、日焼け止めの選び方を学んで、肌にあった日焼け止めを選べば、どちらも防ぐことができます。
日焼け止めの知識をつけて、今年こそは焼かない、乾燥しらずの肌を目指しましょう♪