
「お風呂に入ったのに身体が温まってないなあ」
「手足が冷えるなあ」
そんな風に思ったことはありませんか?
もっと芯から温まりたい!
ポカポカを持続したい!
そんな方は、温め効果のある入浴剤を使用してみてはいかがでしょうか。
この記事では
- 身体を温める効果のある入浴剤の選び方
- 温まりながら保湿、疲労回復効果も期待できるおすすめ入浴剤の紹介
- 身体を温める入浴のコツ
について紹介します。
すぐに身体を温める効果のある入浴剤を知りたい!という方は
「温まりながら保湿・肩こり・疲労回復効果も!おすすめ入浴剤10選」
をチェックしてください。

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
ポカポカとカラダを温める入浴剤の選び方
入浴剤を購入するとき、何に注目して選んでいますか?
お風呂でもっと温まりたい!という方は、成分に注目して温め効果のある入浴剤を選び、いつものバスタイムを身体の芯から温まる時間に変えましょう。
入浴剤で身体は温まるの?
入浴剤っていい香りのするものが多いですよね。
香りでリラックスさせる効果ももちろんありますが、入浴剤に含まれる成分には体を温める効果もあります。
入浴中の血流量を増加させ、入浴後まで肌表面の温度を保つことで、ポカポカとした温かさを持続。
入浴剤を入れないでお湯に浸かるよりも体を温めてくれるのです。
カラダを温めてくれる入浴剤成分
入浴剤は成分ごとに期待できる効果が違います。
身体を芯から温めたいという方には「無機塩類」や「生薬成分」がおすすめです。
また、肩こりを解消したい、疲労回復しながら温まりたいという方には血行を促進してくれる「炭酸ガス」の入浴剤が効果的です。
無機塩類
無機塩類とは、塩化ナトリウム(食塩)、炭酸水素ナトリウム(重曹)、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の総称でいわゆるミネラルのことを指します。
これら塩類は、皮膚の表面のタンパク質と結合して膜を作り身体から熱が逃げていくのを防ぐ働きをしてくれます。
生薬成分
生薬にはその成分自体が持つ温浴効果と香りの持つリラックス効果が期待できます。
唐辛子のカプサイシン、生姜エキス等は体を芯から温めて、発汗させる効果があります。
炭酸ガス
シュワシュワと発泡するのが特徴の炭酸ガスは炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムを主成分としています。炭酸ガスには血管を拡げる効果があります。
血液の流れがよくなり、血液と共に体表面の熱を全身に運ぶため、身体の芯まで温まります。
温まりながら保湿・肩こり・疲労回復効果も!
おすすめ入浴剤10選
入浴剤には身体を温める成分が配合されていることをご紹介しました。
お風呂で温まりながら疲れもとれたら、また、温泉のように保湿もできたら理想的ですよね。
入浴剤の中には疲労回復や肩こり、保湿に効果のある成分を含むものもあります。
温まりながら身体を癒し、肌に潤いを与える効果も期待できるのです。
温まるだけじゃない、プラスαの効果が得られる入浴剤をご紹介します!
温まりながら保湿もしたい!
身体を温めながらお肌に潤いを与える効果のある入浴剤を紹介します。
乾燥や刺激から肌を守る高い保湿効果があります。
無香料、低刺激性。
一年中乾燥肌ですが、こちらを使用した日はしっとり感が持続していました。(30代)
アミノ酸が豊富でお肌によく馴染みます。
また、温泉ミネラル成分により温浴効果を高めて血行を促進するので、冷えや肩こり、腰痛に効果的です。
がちがちの肩こりをなんとかしたい・・・
温まりながら肩こり解消に効果のある入浴剤を紹介します。
ウィンターグリーンはサリチル酸メチルを多く含み、鎮痛効果に優れたハーブです。
また、ワコルダーは血行の促進及びデトックスに効果があります。
肩こりや腰痛以外にも疲労回復、神経痛、リウマチ、冷え症といった症状にも効果的です。
炭酸ガスの発泡で身体のすみずみまで血流をよくし、筋肉の緊張をほぐしながら肩こりや疲労感を楽にします。
きき湯の炭酸ガスは2~3時間はお湯の中に留まるように設計されています。
入浴剤を入れた直後だけでなく、2番目、3番目にお風呂に入る人まで効果が感じられるようになっています。
「だるい・・・」疲労回復したい
疲れた身体を温めながら癒していく効果のある入浴剤を紹介します。
お湯にじっくりと成分が染み出し、温浴効果を高めます。
身体が温まることで血行がよくなり、疲労回復だけでなく美肌にも繋がります。
温浴効果が高まり、肩こりやたまった疲れに効果的です。
温泉成分が配合され、湯上りも温かさが持続します。
純度99%のパタゴニアソルトはミネラルが豊富で温浴効果を高めます。
また、ジンジャーやブラックペッパー、レモングラスなどのエッセンシャルオイルを配合。
パタゴニアソルトとの温浴効果で入浴による発汗・保温作用を促し、身体を芯からじっくり温めます。
ちょっとスパイシーなホッとするいい香りで、リラックスできます。(40代)
香りに癒されたい
温まりながら香りにも癒されたいという方におすすめの入浴剤を紹介します。
香料中50%以上が天然精油で本格的なアロマを楽しめます。
清々しいヴァーベナ精油と、すっきり感のあるユーカリ精油などをブレンドしたリフレッシュ感のある香りで疲れた気分をときほぐします。
温泉ミネラルと炭酸ガスが温浴効果を高め、血行を促進します。
気分に合わせて3種類の香りが選べます。
・deep breath:マツ・モミ・ヒノキなどをブレンドした森林浴をしているような心地よい香り
・sweet dream:カモミール、エレミ、イランイランなどをブレンドした柔らかな花の香り
・cool down:ラベンダー、マジョラム、シダーウッドなどをブレンドしたリラックスできる香り
大分県別府温泉精製の湯の花エキス配合で肌に潤いを与えます。
リラックスできる香りで癒しを与えると共に、冷えやむくみに効果を発揮します。
合成香料、タール系色素不使用。
入浴剤と一緒に試したい♪
カラダを温める入浴のコツ
「入浴剤を使用すること」にプラスしてちょっとしたコツを知っておくことで、更に芯から温まり入浴後のポカポカ持続に繋がります。
身体を温める入浴のコツをご紹介します。
入浴前後の白湯
血流をよくし、入浴中の発汗を促すため、また入浴中の脱水を防ぐためにも水分補給は大切です。
水でもいいのですが、温かい飲み物を飲んでより血流をよくしましょう。
老廃物が排出されやすくなります。
また、血行がよくなっているお風呂上りには糖分を多く含むもの、冷たいものは避けましょう。
冷たいものはせっかく温まった身体を冷やしてしまいますし、乾いた体に糖分が多く取り込まれると、血糖値が上がって血液がドロドロになってしまう恐れがあります。
入浴前後には白湯や温かいお茶がおすすめです。
首を温める
防寒対策に大事なのは三つの首(首、手首、足首)を温めることなんて話、聞いたことがありませんか?
首には太い血管があるので、首を温めると全身の血液が温まりやすくなるからです。
手首・足首も同様で、温めることで血行が促進されます。
入浴時に重点的にシャワーをかけるだけでも効果はありますが、時間があれば全身浴がおすすめです。
炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~39℃のぬるめのお湯に首まで5分浸かり、首が温まった後に胸まで10分浸かります。
炭酸ガスの温浴効果により全身の血行がよくなります。
お湯の温度はぬるめに設定する
「熱いお湯に浸かればすぐに体が温まりそう」
そんな風に思いがちですが、それは間違いです。
人間の体は体温を一定に保とうとする働きがあるので、急激に熱くすると体温はそれに応じて上がりますが、その後急速に下がっていきます。
ではどのくらいの温度がベストかと言いますと、体温プラス2~3度です。
体温は気温の影響を受けるので夏と冬では体温や適温が若干変わりますが、体温36度の人であれば目安は38~39度になりますね。
ぬるめのお湯がじんわりと身体を温め、入浴後の体温低下も穏やかになりポカポカが持続するのです。
お風呂上りは頭をすぐに乾かす
お風呂上りでせっかく身体が温まっても、髪が濡れたままでいると頭から冷えていきます。
また、濡れた髪が触れやすい首元も冷えやすいポイントです。
お風呂上りにはすぐに髪を乾かしましょう。
上がり湯はNG?入浴剤の効果を入浴後も持続するポイント
入浴中に体を洗ったりシャワーで入念に洗い流したりしてしまうと、入浴剤の効果は半減してしまう可能性があります。入浴剤の効果を持続するためにも入浴剤の成分を肌に残しておきましょう。
入浴後に体を洗う
入浴剤の入ったお湯でポカポカになった体。
体を洗ってそのままお風呂を出てしまってはいませんか?
入浴剤には保湿成分や体の冷えを防ぐ成分が含まれています。
ボディソープで洗い流してしまうとこれらの成分が流れてしまい効果が半減してしまう恐れがあります。
入浴剤の効果を持続するためにも、体を洗った後はもう一度湯船に浸かるようにしましょう。
お風呂から出る前のシャワー
保温効果のある入浴剤に浸かると、身体がポカポカになり発汗してきます。
「体を洗った後に入浴するようにしている」という方でもお風呂から出る前に、入浴中にかいた汗をシャワーでさっぱりしたくなるかもしれません。
体をシャワーで流し過ぎてしまうと、入浴剤の効果は減ってしまいます。
シャワーを使う場合は、さっと流すくらいに止めておきましょう。
入浴剤によっては、洗い流すことをすすめているものもあります。
パッケージをチェックして、入浴剤の効果を最大限に発揮させましょう!
入浴剤でお風呂後もポカポカ♪
身体を温めてくれる入浴剤と入浴のコツを紹介しました。
入浴剤を使えば簡単に芯から温まりポカポカになれます。
香りだけでなく、効果や成分にも注目して冷えとさよならしましょう!