
顔のたるみの二大巨塔は頬と目の下!
……だと思いませんか?
自分を鏡で見ていても、道で行き交う人々を眺めていても、まず目につく顔のたるみポイントはそのふたつなのではないでしょうか。
そこで今回は、そのうちのひとつである目の下のたるみに注目し、
- 目の下のクマとたるみの違い
- 目の下がたるむ原因
- 目の下のたるみ解消方法
- 今すぐできる目の下のたるみの隠し方
を中心にまとめてみました。
今すぐに目の下のたるみを解消したい、隠したい!という方は↓からどうぞ♪
・目の下のたるみ解消方法
・今すぐにどうにかしたい!【即効】目の下のたるみの隠し方

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
目の下のクマとたるみの違い
たるみには3種類あった!
夜はぐっすりと眠っているし、凄く疲れている訳でもない。
でも、どうしてもこの目の下のクマが消えてくれない……!
その刻まれている影は、よくよく見たらたるみではありませんか?
目の下のクマとはつまり、目の周りが黒ずんでしまっている状態のことで、たるみも含まれます。
目の下のクマには、実は3つの種類があります。
・睡眠不足などにより血行不良が起こってしまっている「青クマ」
・肌のたるみが原因の「黒クマ」
「黒クマ」と呼ばれているクマが肌のたるみによって起こったものです。
目じりを軽く引っ張った時にクマ自体が薄くなったら、それは目の下がたるんでしまっている証拠です。
目の下がたるんでしまう原因
目の下がたるんでしまう原因を思い浮かべた時に、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
年齢、生活習慣、紫外線……思い当たることはいくつかあるはず。
そう、まさに目の下がたるんでしまう原因はひとつではないのです。
目もとの筋肉の衰え
元々下まぶたには、眼窩脂肪という眼球を守るためのクッションの役割を持つ脂肪があります。
本来であれば眼輪筋という目の周りにある筋肉によって押し留められている、この脂肪。
ところが年齢を重ねると筋肉自体が衰えてしまい、脂肪を支える力が弱くなります。
同時に、加齢によって顔面の骨が委縮してしまうため、骨から皮膚までを繋ぎとめる役割を持つ顔の靱帯も伸びてしまい、強度が落ちます。
それによって、支えを失った眼窩脂肪が出てきてしまい、目の下のたるみが発生してしまうのです。
目の使い過ぎによる血流の低下
スマホを手に持つとついつい長時間眺めてしまう、という方は多いと思います。
長時間パソコンを見続けたり、細かいものを見たり、目を酷使する仕事に就いている方も数多くいます。
目の疲れから生じるドライアイや頭痛などの症状はよく知られていますが、実は目の下のたるみにも大きな影響を与えているのです。
瞬きが少なくなることで筋力の低下を招き、目の筋肉が固まってしまうことで血流も悪くなります。
長時間目を使っている時には、まずは意識的に瞬きを。
目の疲れを自覚するようになったら、蒸しタオルやホットアイマスクで血流アップを図りましょう。
加齢や紫外線による肌ダメージ
肌の弾力を守っているコラーゲンは、年齢とともにどんどん減少していきます。
ただでさえ弱っている肌に追い打ちをかけるのが紫外線。
紫外線には肌の表皮へダメージを与えるB波と、肌の真皮層まで到達してしまうA波があります。
A波がコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生み出す大切な細胞を壊し、B波が外部からの刺激から肌を守るバリア機能を破壊します。
体の中でも特に皮膚が薄い目の下は、このダブルパンチの被害が甚大です。
こうして潤いが保てなくなると、目を擦った際の刺激などをより強く受けることになってしまい、乾燥に繋がります。
皮膚にハリがなくなった結果、目の下がたるんでいってしまうのです。
目の下のたるみ解消方法
目の下がたるんでしまったら、どうしたら良いんだろう。
スマホで検索してみると治療とか美容整形とか出てくるけど、そこまでしなきゃダメなの?
いえいえ、そんな大掛かりなことはしなくても大丈夫です。
家でも、きちんと正しいケアを続けていけば、ハリのある目もとが蘇ってくれるはずです。
・眼輪筋エクササイズで目の下を引き締めよう
・目の下のたるみに効果的なグッズ
・目の下のたるみに効果的な美容液&クリーム
眼輪筋エクササイズで目の下を引き締めよう
支えを失って落ちてきてしまった脂肪を引き上げるためには、目の周りの眼輪筋を鍛えるしかありません。
体の筋肉と違って、顔の筋肉……特に目の周りの筋肉を鍛えるなんて、あまり想像できませんよね。
でも大丈夫です、ちゃんと簡単に鍛えることができます!
思い立ったその日からできる眼輪筋の鍛え方をピックアップしてみたので、今日から早速トライしてみましょう。
下まぶたを鍛えるエクササイズ
(1)眉の下辺りに人差し指を置き、上まぶたが動かないように固定する
(2)下まぶただけで目を閉じるイメージで下まぶたを持ち上げ、10秒キープ
(3)下まぶたをゆっくりと戻す
左右5回ずつ行いましょう。
大事なのは筋肉を動かすことなので、指の力だけで下まぶたを持ち上げないように注意です。
ぎゅっ&パッ!目の見開きエクササイズ
(1)目の周りの筋肉だけで両目を思い切りぎゅっと閉じ、そのまま5秒間キープする
(2)筋肉を緩めるイメージで、目を閉じたまま力を抜く
(3)パッと思い切り目を見開いて、そのまま5秒間キープ
(4)目の力を抜いて、ゆっくりと自然な状態に戻す
(1)~(4)を5回繰り返してください。
眼輪筋を伸ばしてストレッチ
(1)顔や首を真っ直ぐ前に向けたまま、目だけで右を向くようにぐーっと動かし、10秒キープ
(2)(1)と同様に真っ直ぐ前を向いたまま目だけで左を向くようにぐーっと動かして10秒キープ
目の下のたるみに効果的なグッズ
普段意識することのない目の周りの筋肉。
鍛えなきゃ、と思っても何だか忘れちゃいそうですよね。
そんな時グッズが視界に入れば、思い出しついでに毎日目もとケアができそうな気がしませんか?
毎日忘れずに効果的なケアを続けられそうなグッズがないか調べてみました。
眼輪筋を鍛えるだけではなく、よく目を使う方の眼精疲労の解消にも役に立ちます。
1日たった3分着用するだけなので、時間のない方でも無理なく続けられそう♪
毎日仕事でパソコンに向かっているので、目の周りのコリがほぐれる感じが嬉しくて毎日使っています。(30代)
1分間に10000回の振動マッサージ効果で眼輪筋をほぐし、目の下のたるみの改善に役立ちます。
イオンが導入されているので、美容液やクリームを塗る時の美容成分浸透効果も期待できます。
思っていたより振動が細かく、美容液をぬり込む時に使うと、ぐんぐんお肌に吸い込まれていっているような気がします。(40代)
電気刺激による筋肉運動の効果で、顔の筋肉がピクピクと動いているのが分かるので期待感が増します。
充電式ではなくコードタイプなため、本体が軽いので腕が疲れることなくお手入れできるのも嬉しい。
コラーゲンやエラスチンなど美容成分がたっぷり含まれた専用美容ジェルとのお得なセットもあります♪
それでも使い始めて3ヵ月も経てば目もとのクマが薄くなってきたので驚いています。(30代)
目の下のたるみに効果的な美容液&クリーム
肌の潤いを保つために必要なコラーゲンやエラスチンですが、年々生成される量が減っていくだけではなく、質も低下してきてしまいます。
放っておいてしまうと、それが目の下のたるみに繋がってしまいます。
ダメージが蓄積されたお肌には外から保湿やハリに必要な成分の補給もしてあげることも重要です。
そこで、目の下のたるみに効果的な成分が入っている美容液やクリームを探してみました。
お肌の引き締め効果のあるマイクロシーウィードエキスや保湿力のある植物エキスをたっぷり配合。
特に歳を重ねて目もとが気になり始めた方にぴったりです。
塗った次の日の朝鏡を見てみたら、いつもより目の下が明るくなった気がしました。
使い続けていこうと思います。(40代)
無香料、無着色、無添加なので、敏感肌の方にも◎♪
少量でとても良く伸びるのがありがたいですし、目もとが潤って化粧のノリが良くなったような気がして万々歳です。(50代)
肌に密着させて引き上げるようにして貼ることでリフトアップ効果も。
専用のピンセットも付属しているので、直接触れることなく最後まで清潔に使えます。
シートを取った後も濃厚な美容液が目元に残るので、それを塗り込めば更に贅沢感を味わえます。
2週間続けたら、すごく目元がもっちりした気がします♪(50代)
今すぐにどうにかしたい!【即効】目の下のたるみの隠し方
目の下のたるみは一朝一夕でどうにかなるものではありません。
眼輪筋を鍛えるにしても、美容液を使ってケアをしても、効果が出るまでにはどうしても時間が掛かってしまいます。
でも、効果が出るまで待っていられない。
気付いた今、出掛ける前に何とかしたい!
そんな時に頼れるワザをご紹介します。
目の下のたるみを目立たなくするメイク
今すぐに目の下のたるみを「目立たなくさせたい」「隠したい」という不可能に思える要望に応えられるのがメイク。
ここでは即席で目の下のたるみをどうにかしたい時のポイントをご紹介します。
メイク前の保湿
ばっちりとメイクをしても、それがよれてしまっては意味がありません。
肌が乾燥した状態にあると、お肌が皮脂を余計に分泌してしまい、お化粧がよれてしまいます。
洗顔後、お肌の保湿をしっかりと行ってください。
特に隠したい目の下のたるみ部分は丁寧に塗っていきましょう。
手のひらで保湿成分をしっかりと押し込んで、お肌への浸透を待ってからメイクをするとよれずに仕上がります。
ただし、油分の多い保湿クリームはメイクがよれる原因になってしまいます。
油分の多いものは避けて、保湿力のある美容液やアイクリームを使用しましょう。
ファンデーション
目の下のたるみを目立たなくさせるには、2色のファンデーションを使用することが重要です。
①顔の真ん中、小鼻から眉までの目の周りには普段使いよりも1段明るい肌色を。
②顔の中央には2つの色のファンデーションを重ねるように塗ると顔全体が明るい印象に。
③顔全体には普段使う肌色で両頬の中央、額、顎、鼻の順番で塗っていきましょう。
④ファンデーションが乾かないうちにスポンジでポンポンと肌になじませるのがコツです。
※部位ごとになじませるのも、一気に塗れる方は一気になじませてしまってもOK♪
使用するのは、リキッドファンデーションかクリームファンデーションのどちらかを使用するのがオススメです。
・厚塗りにすると逆にたるみが目立ってしまうため薄く伸ばすのがポイント
フェイスパウダー
フェイスパウダーをファンデーションの上からはたくと肌質が均一になります。
目元にも軽くのせておくと、コンシーラーの付きが良くなって更に目の下のたるみが目立たなくなります。
コンシーラー
コンシーラーを使用する場合は、普段の肌色より2トーン明るいものを選ぶようにしてください。
①両目から斜め下に向かってコンシーラーを入れます。
②ファンデーションになじませるように、広がり過ぎないように気をつけながら指でなじませます。
③目じりから3分の1のところにコンシーラーを入れて、指で軽くなじませます。
④たるんで「影になってしまっている部分」にコンシーラーを入れて、指でなじませます。
※この時目の下の「ふくらみ部分」にコンシーラーが入ってしまうと余計にたるみが目立ってしまうので、色を拡げてしないように注意!
・ナチュラルにカバーしたい場合=リキッドタイプがオススメ
◆ピンポイントで使うならやっぱりコンシーラー◆
ペンの形をしているので、初めてコンシーラーを使う方でも迷わずそのまま使えるのが◎
色もライトとミディアムの2種類から選べるのが嬉しい。
元々コンシーラーなど眼中になく、使い方もよく分からなかった人間が辿り着いたのがこのコンシーラーでした。
何より簡単、初心者でも迷いなくその日から使えるのが最大の魅力。
そして使用方法に書かれているとおり、隠したいポイントに乗せて周りをぼかせばあっという間にクマが目立たなくなりました。
非常に使いやすいので、最近はシミ隠しにも重宝しております。(小松)
皮膚を引き上げてくれるリフトアップテープ
リフトアップテープとは……皮膚を引っ張って固定し、たるんでしまった肌を持ち上げるテープのこと。
透明なテープを耳周辺の皮膚に貼り付けたりして、たるんでしまっている顔の脂肪を物理的に引っ張り上げている状態です。
テープは透明なので髪で隠せますし、美容整形をすることもなく即時リフトアップ効果を得られるという意味ではとても頼もしい味方です。
気を付けておかなければいけないのは、リフトアップテープはその場しのぎであるということ。
リフトアップテープは簡単に使用できてしまうのでついつい手を出してしまいがち。
しかし、ただ皮膚を引っ張り上げているだけなので、根本的なたるみの解消には繋がりません。
使用頻度が多過ぎると逆に皮膚を引っ張り過ぎてしまい、シワやたるみを悪化させてしまうこともあり得ます。
リフトアップテープの使用は緊急時に留めておいた方が良さそうです。
◆リフトアップテープはこんな感じ◆
0.02㎜という薄さの特殊なテープで、お肌となじみやすく自然な色合いになります。
急用ですぐにでも目の下のたるみを隠したい時にオススメです。
このテープは今のところ使っていても肌に問題はないようなので、重宝しています。(30代)
リフトアップテープってあまり聞いたことがない気がしますが、実は100均にも売っているんです。
どんなものなのか、実物を見てみたいという方はお近くの100均に立ち寄ってみるのも良いかも。
◆実際に使ってみました◆
化粧の上からでも使用してOKとのことなので、化粧をしたまま貼り付けてみました。
……慣れていないと結構難易度高いです。
確かにグッと指で肌を引っ張って持ち上げている状態がずっと続いているような感覚がします。
外から見てもテープが貼ってあるかどうかも分からない、とのこと。
ただ、問題は剥がした後ですね。
敏感肌な私はピリピリした感覚が残ったので、100均は本当に「ここぞ!」という時だけの使用に留めておいた方が良い気がします。(小松)
まだ20代なのに、目の下にたるみが……!?
目の下のたるみと言えば30代も半ばを過ぎた頃から気になり始め、40代以降の大きな悩みの種……と考えがちですが。
まだ20代なのに目の下のたるみが気になるんだけど……という声も、最近はちらほらと耳にします。
・時間が空いた時は常にスマホを手に持ってゲームやLINEに夢中
・深夜まで遊んでしまうことはしょっちゅうで、テスト前は徹夜もザラだから、常々睡眠時間を削っている
ついついやってしまっているその生活習慣が、目の下のたるみに繋がっているのです。
肌が受けたダメージは確実に蓄積されていき、ある日【目の下のたるみ】となって現れます。
目の周りの皮膚は顔のどこよりも薄く、ダメージを受けやすくなっています。
目を擦っていると気付いたら手を止める、スマホを見過ぎない、睡眠時間はきちんと確保。
意識をしていくことで、目の下のたるみの予防はできるのです。
正しいケアと生活習慣で目の下のたるみとはさようなら!
鏡を見た時に目の下のたるみに気付いて、老けた印象になった自分の顔に絶望することもあるでしょう。
しかし、たるみが起こってしまう原因やその解消法さえ知っておけば怖いものはありません。
治療も美容整形も一切必要ナシ!
眼輪筋を鍛え、正しい目の下のたるみケアを行って、若々し印象を手に入れましょう♪