
「クレンジングでつっぱる、ヒリヒリする」
「敏感肌のクレンジング、どう選べば良いの」
クレンジング選びで悩んでいませんか?
この記事では
- 敏感肌のクレンジング選び方
- クレンジングで敏感肌になるのはなぜ?
- 敏感肌におすすめのクレンジング10選
- 正しいクレンジング方法と注意点
を中心にお届けします。
すぐに敏感肌におすすめのクレンジングが見たいという方は敏感肌に優しいおすすめクレンジング10選をチェックしてくださいね!
肌に優しくて、きちんと落ちる優秀クレンジングをご紹介します。

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
敏感肌のクレンジングはこう選ぶ!
刺激を感じやすく肌荒れや乾燥で悩みやすい敏感肌。
クレンジング選びにも慎重になりますよね。
そんな敏感肌さんは、お肌に優しく保湿効果の高いクレンジング選びが大切です。
とはいえ、優しいだけではメイク残りが気になることもあります。
敏感肌のクレンジング選びは【潤す・クッション性・きちんと落とす】
敏感肌のクレンジング選び。
成功のポイントはずばり!この3つです。
2.クッション性があり優しく落とせる
3.脱脂力が強いクレンジングはNG
ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
1.保湿成分配合
まずは、お肌を潤す保湿成分配合のクレンジングを選ぶのがポイントです。
クレンジング中は、お肌の油分まで奪われて乾燥しがち。
保湿成分配合のクレンジングなら、お肌の潤いを守りながら汚れをオフできます。
上記の成分がクレンジングによく使われている保湿成分です。
クレンジングを購入する前に、保湿成分が配合されているか成分表をチェック!
2.クッション性があり優しく落とせる
お肌の表面の厚さは0.02mm。
ラップ1枚分の厚さと同じです。
クレンジング時の摩擦も、お肌にとっては刺激になります。
クッション性の高いテクスチャーのクレンジングなら、摩擦による肌への刺激を抑えられますよ。
お肌を守ってくれる、クッション性の高いクレンジングはこの3種類!
ジェルタイプ
バームタイプ
クレンジングの種類についてもっと詳しく知りたい方は 【クレンジング完全ガイド】どう選ぶ?ぴったりの種類を見つける方法 もチェック!
3.脱脂力が強いクレンジングはNG
いわずもがな、敏感肌の方にとって、必要な皮脂まで奪う強い脱脂力のクレンジングは大敵です。
必要な皮脂は残す、でもメイクや汚れはきちんと落としてくれる。
自分にちょうど良い脱脂力のクレンジングを選ぶコツは、ベースメイクの濃さから考えることです。
ナチュラルメイクの敏感肌におすすめのクレンジングをすぐにチェックする
→ナチュラルメイクの敏感肌クレンジング
しっかりメイクの敏感肌におすすめのクレンジングをすぐにチェックする
→しっかりメイクの敏感肌クレンジング
敏感肌のお肌ってこんな状態です
ここまで、敏感肌にピッタリのクレンジングの選び方についてお話してきました。
ところで、そもそも敏感肌のお肌ってどんな状態なんでしょう?
いまいちど、自分のお肌の状態を見ていきましょう。
いますぐオススメのクレンジングを知りたい方は敏感肌に優しいおすすめクレンジング10選からチェックしてくださいね!
左のお肌は健康的なお肌です。
健康的なお肌には、皮脂膜・細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)がそろっています。
これら3つをあわせてバリア機能と呼び、お肌を乾燥や刺激から守ってくれています。
一方、右の敏感肌はスカスカの状態です。
これでは、お肌を守るバリア機能が上手く働きません。
このように乾燥しやすく、刺激を受けやすい状態の肌が、敏感肌です。
・皮脂が不足していて乾燥しやすい
・体調や環境に反応して肌トラブルを起こしやすい
では、どうして敏感肌になってしまうのでしょうか。
敏感肌の原因は?
敏感肌の原因はさまざまで、複雑に絡み合っている場合があります。
主に敏感肌の原因といわれているものは、この4つ。
・乾燥
・体質
・合わないスキンケアを使っている
合わないスキンケアとは、化粧水や洗顔料、そしてもちろんクレンジングも含まれます。
クレンジングが敏感肌の原因になる理由
クレンジングはその日のメイクや皮脂汚れを落とすスキンケア。
油分であるメイク・皮脂汚れを落とすために、クレンジングには脱脂力(油分を取り去る力)が備わっています。
クレンジングの脱脂力が強すぎるとお肌に必要な皮脂まで奪い、お肌が乾燥、そして敏感肌に。
反対に、脱脂力が弱くても、汚れがお肌の上に残って酸化、それがお肌への刺激となって敏感肌の原因になることがあります。
このことから敏感肌のクレンジングでは
- 保湿
- 刺激を与えないこと
- 皮脂を奪い過ぎないこと
が大切なんですね。
ここからは、上記のポイントをおさえたおすすめクレンジングをご紹介していきます。
敏感肌に優しいおすすめクレンジング10選
敏感肌のクレンジング、選び方のポイントは3つ。
2.クッション性があり優しく落とせる
3.皮脂を奪い過ぎるクレンジングはNG
ポイントをクリアしているクレンジングを厳選・ご紹介していきます!
ナチュラルメイクの敏感肌クレンジング
「パウダーファンデでサラッと仕上げる」
「石鹸で落とせるファンデを使う」
普段からナチュラルメイクの敏感肌さんは、クリームタイプかジェルタイプのクレンジングがおすすめです。
バリア機能を整えながらメイク汚れをしっかり落とします。
コクのあるとろみがお肌を摩擦から守ってくれるクレンジングクリーム。
敏感肌にありがちな毛穴の悩みにもアプローチしてくれるなんて、まさに一石二鳥!

とろとろのクリームがお肌の上でするりと伸びていき、心地よさに包まれます。
心配していたクレンジング後のつっぱり感もなく、むしろ潤いに守られているような感覚でした。
いつも石鹸で落とせるクッションファンデを使っていますが、きちんと落とすことができましたよ。
アルコール・香料・着色料を配合せずシンプルな成分で作られているところは、敏感肌さんにとって嬉しいポイントですよね。
洗い上がりもしっとり潤う!という口コミ多数です。
消炎効果のあるグリーンティーや保湿効果のあるアーモンド油が、お肌を落ち着かせながら保湿してくれます。
穏やかな使い心地にリピート買いする人も多いですよ。
もちろんナチュラルメイクなら洗浄力も◎
しっかりメイクの敏感肌クレンジング
しっかりメイクの敏感肌さんは
・メイクをきちんと落とせる洗浄力
・潤いを奪い過ぎない保湿力
2つがそろったクレンジング選びをしたい!
バームタイプのクレンジングなら、その両方を叶えられます。
そのうえビタミンC配合で、くすみや毛穴に働きかけてくれます。
肌に乗せると体温でスルスル伸びていく感覚も気持ち良い。
しっかりメイクも、きちんとオフ!

クリームファンデを使っていた時期に、このクレンジングバームを使いました。
まず、洗い心地にビックリ!
クレンジング後しっとり潤う肌に、一瞬、きちんと落とせているのか不安になるほど。
でもメイクは落ちてるし、これひとつで洗顔まで完了するしで、子育て中のバタバタお風呂にも大助かりでした。(寺田千晴)
肌質に合わせて種類があり、敏感肌用は紫のピュルファイングです。
メイクと素早くなじみアイメイクまでごっそり落とす洗浄力があります。
荒れがちなお肌を鎮静する植物ハーブ配合で、肌への優しさも忘れていません。
植物が香り高く、クレンジングするのが楽しみになったという口コミも少なくありません。
【2,000円以下】プチプラから選ぶ敏感肌クレンジング
敏感肌さんは新しいスキンケアにチャレンジするのも勇気が必要だったりしますよね。
安いものだと「大丈夫かな」と不安になることも。
でも「安くて良いものを使いたい!」というのが本音。
ここからはクレンジングをプチプラから選びたい、敏感肌さんにぴったりのクレンジングをご紹介します。
ナチュラルメイク
そんなキュレルのジェルクレンジングはクッション性が抜群に良い◎
抗炎症成分も配合し、荒れているお肌のメイクも優しく落としますよ。
【私はいまコレ!】
わたしがちょうど今使っているのはこのクレンジングです。
クッション性が高く、顔の上で伸ばしてももっちり!
手で顔をこすってしまうことがありません。
メイク残りが気になったことは今のところないです。
クレンジングを水で流す際も、さっと落ちてくれるのが時短になって嬉しい!
やわらかいクリームがメイク汚れを浮かせて落とします。
敏感肌によるテスト済みというところも、背中を押してくれる1本。
しっかりメイク
スクワランやヒアルロン酸など保湿成分をたっぷり配合。
敏感になったお肌に潤いを与えながらメイクをきちんと落としてくれます。
カミツレやアーチチョークなど、敏感肌に嬉しい肌荒れケア効果のある成分も◎
これ1本で洗顔までできるから、できるだけ刺激を避けたい敏感肌さんにも嬉しい!
1回なんと19円で使えるコスパ力にも脱帽。
【どうしても時短に済ませたい】ときのクレンジング
拭き取りクレンジングはお肌への刺激が心配。
わかっちゃいるけれど、どうしても時短で済ませたい、そんな日もある。
そんなときにも使える、敏感肌向けの時短クレンジングをご紹介!
アルコールフリー、無香料・無着色、パッチテスト済み。
保湿成分のキュウリ果実エキスがお肌を整え、一日頑張ったメイクをやさしく落としてくれます。
【ふき取りクレンジングと一緒に使いたい!おすすめコットン】
そんな気持ちを満たしてくれるオーガニックコットンパフ。
綿本来の色合いは、無漂白だからこそ。
帰宅して、もう力が残っていない日のためにひとつストックしておくのもいいですね!(寺田千晴)

もう無理~という日は、いったんこれでメイクオフ。
日々のメイク落としだけでなく、例えば
・朝メイク時に手に残ったファンデーションを落とす
・失敗したアイメイクを直す際に綿棒につけて使う
こんな風にも活用できて、思いのほか大活躍中です。
敏感肌の正しいクレンジングと注意点
ここまで敏感肌におすすめのクレンジングをご紹介してきました。
自分のお肌に合ったクレンジングを選べば一安心・・・と言いたいのですが。
クレンジングは正しく使うことも大切です。
間違ったクレンジング法では、せっかく自分に合ったクレンジングを使っても効果が半減。
答えあわせのつもりで、正しいクレンジング方法もチェックしていきましょう!
正しいクレンジングのやり方
正しいクレンジングはまず、手を洗って清潔にするところから始まります。
2. 適量のクレンジングを手にとる
3. Tゾーンにのせてのばす
4. つぎに顎、頬
5. 最後に目元や口元
6. ぬるま湯で流す
顔のなかでも皮膚が比較的強い額からのせて、鼻へと伸ばしていくのがポイントです。
クレンジングの注意点
クレンジングは手順のほかにも、いくつか注意したい点がありますよ。
メイクとしっかりなじませる
クレンジングはメイクとしっかりなじませてから流すのがポイント。
なじませてから流すことで、洗い残しを防げます。
くるくるとやさしく、指の腹を使って行ってくださいね。
小鼻や唇の下も忘れずに
つい濃いアイメイクやリップを落とすことに意識が向かいがちですよね。
小鼻や唇の下も忘れずにクレンジングしましょう。
素早く1分以内に終わらせる
クレンジングは1分以内に終わらせましょう。
長く行い過ぎると乾燥が進んでしまいます。
1分以内にメイクとなじまない、落とせていない気がするものは、メイクと洗浄力が合っていない可能性があります。
馴染んだと思ったらすぐに洗い流す
1分経っていなくても、メイクとクレンジングがなじんだと感じたら洗い流してOKです。
水温に注意
クレンジングを洗い流す水温にも注意しましょう。
ベストな水温は32~34度。
クレンジング後のスキンケアもぬかりなく
クレンジングで汚れを落とせたら、その後のスキンケアもぬかりなく。
乾燥の進行にブレーキをかけるため、たっぷりの化粧水で保湿していきましょう。
敏感肌の方は、セラミドやヒアルロン酸、スクワランなどの保湿成分が配合されている化粧水を使うのがおすすめです。
敏感肌の化粧水選びについてもっと詳しく知りたい方は 敏感肌の私が出会ったベスト化粧水!おすすめ~効果的な使い方まで もチェック!
敏感肌のクレンジングあるあるQ&A
悩み多き敏感肌のクレンジング選び。
「どうなのかな?」疑問を持ったまま、いまひとつクレンジング選びに自信を持てない方もいるのでは。
ここでは敏感肌のクレンジング選びによくある疑問にお答えしていきます。
Q.敏感肌はパラベンフリーがいい?
パラベンフリーのクレンジング、よく見かけますよね。
キャッチコピーを見ていると「パラベンって入っていない方が良いのかな」と心配になる人も少なくないと思います。
結論、パラベンが配合されていても自分の肌に合うならOK。
確かにパラベンは人によってアレルギー反応がでる可能性があります。
ですが一般的にパラベンは安全性が確認されている成分で、長く化粧品に使用されてきた実績があります。
「パラベン入りだからやめよう」とまで敏感になる必要はないですよ。
Q.クレンジングの後はいつも肌がつっぱります
クレンジング後のつっぱり、正体は乾燥です。
いまお使いのクレンジングで必要な皮脂まで奪っているかも。
クレンジングを正しく行えているか、自分に合ったクレンジングを選べているか、見直す機会かもしれません。
Q.敏感肌です。落ちにくいポイントメイクはどうしたらいい?
基本的に落ちにくいと感じるポイントメイクは【ポイントメイクリムーバー】を使うのが正解です。
ベースメイクがナチュラルメイクならなおさらのこと、ポイントメイクリムーバーはひとつ持っておきたいアイテム!
保湿成分のヒアルロン酸やまつげ保護成分など、目元に優しい配合で敏感肌さんも納得の潤い。
下地から重ねたしっかりアイメイクも、力いらずでするんと落ちます。
Q.無添加クレンジングは敏感肌に良いの?
「無添加=敏感肌にやさしい」と鵜呑みにするのはちょっと待った!
無添加といっても【何が無添加なのか】を確認することが大切です。
香料
アルコール
上記のものはアレルギーを引き起こしたり、お肌の刺激になったりする場合があるため、敏感肌さんは可能なら避けたい成分。
「無添加だから」と選ぶなら、何が無添加なのかまで確認するのが◎です。
Q.敏感肌にダブル洗顔は必要?
潤いをできるだけ奪いたくない敏感肌さん。
クレンジング後に洗顔するか迷う方もいますよね。
クレンジングの使用方法をチェックして【使用後は洗顔してください】とあれば、洗顔が必要です。
パッケージなど確認しても何も記載がなければ、基本的にクレンジング後に洗顔しましょう。
Q.オーガニックのクレンジングは敏感肌でも使える?
【オーガニック=やさしい】というイメージがありますよね。
一方で、敏感肌にオーガニックコスメは刺激が強い!という意見も。
結論からお伝えすると、敏感肌さんもオーガニックコスメを試す価値あり!です。
オーガニックコスメは“お肌へのやさしさ”を重視したブランドが多いです。
ただ、配合成分によっては敏感肌さんが刺激を感じる場合もあります。
お肌と相談しながら自分のお肌で試していく。
試しながら、自分に本当に合うクレンジングを探す。
そういう意味では、オーガニックでもそうでないものでも同じといえますね。
クレンジングを見直して健康的な肌へ
いかがでしたか?
お肌が敏感になっているときのクレンジング選び。
ポイントは3つ。
2.クッション性があり優しく落とせる
3.脱脂力が強いクレンジングはNG
新しいスキンケアにチャレンジすること、敏感肌さんは毎回ヒヤヒヤものですよね。
クレンジングはスキンケアの土台ともいえる大切なケア。
あなたにぴったりのクレンジングが見つかると嬉しいです。