
「目が疲れてくると眉間にしわが寄ってしまう」
「最近おでこのしわが気になる」
顔の中でも特に目立ちやすいおでこや眉間のしわ。
老けて見えたり、不機嫌そうに見えたり、見た目の印象が悪くなるので、どうにか改善したいもの!
ここでは、
- 眉間やおでこにしわができる原因
- 眉間やおでこのしわを改善する化粧品
- しわを防ぐ簡単エクササイズ
- しわのない肌を保つスキンケアのポイント
- 美容医療によるシワ改善効果
についてご紹介します。
眉間やおでこのしわを改善できる化粧品について知りたい場合は、「眉間やおでこのしわに効く!しわを改善する化粧品」をチェックしてみて下さい。

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
眉間やおでこのシワは改善できる?
眉間やおでこのしわが気になりだすのは、主に30~40代。
年齢的な原因のほか、PCやスマホで目を酷使する生活に原因がある場合も。
シワ改善の確かな効果を得たいなら美容医療に頼るという手もありますが、スキンケアや普段の生活に気を遣うだけでも十分なシワ対策ができます。
しわ改善効果のあるクリーム、筋肉の衰えをストップさせてくれるエクササイズなど、日頃からできるケアは多数あります。
眉間やおでこのシワが気になり始めたら、まずはセルフケアから力を入れてみましょう。
眉間やおでこにシワができる原因
しわが増える原因は「年齢?」と思われがちですが、他にも様々な要因が。
眉間やおでこにシワができる、その原因をチェックしていきましょう。
原因1:肌のハリの衰え
ハリやツヤのある若い肌はしわが気にならないもの。
そのため、しわができる原因としてまず考えられるのは、肌のハリや弾力が失われてきていること。
肌は表皮、真皮、皮下組織からなりますが、肌のハリや弾力を保つ働きをしているのは主に真皮層。

しかし年齢と共に線維芽細胞の働きが鈍り、紫外線によるダメージで真皮層を構成するバランスが崩れていきます。
しわを目立たなくする、またはしわを増やさないためには、
- 真皮層に働きかける効果のある化粧品を使用
- 日焼け止めをおでこまでしっかり塗る
といった対策が必要です。
原因2:肌への刺激
表皮へのダメージもしわを発生させる原因になります。
例えば肌の乾燥。
肌が乾燥すると表皮の一番外側にある角層に不調が現れます。
肌の保湿機能やバリア機能を担う角層の機能が十分に機能せず、肌荒れやかさつきだけでなく、柔軟性が失われて乾燥じわが生じることに。
そして、この角層は0.02mmと非常に薄いです。
クレンジングの際にゴシゴシと洗ったり、目元を擦ったりするような動作でもダメージが生じてしまいます。
角層が傷つくことも、角層の働きを阻害する原因。
乾燥や肌を傷つけるような動作も、しわを生み出す原因になってしまうのです。
原因3:筋肉の衰え
肌以外にも筋肉の衰えやコリもしわの原因になります。
おでこの皮膚に付着して、眉を持ち上げるときに働く前頭筋。
この前頭筋が凝り固まると、額にしわができやすい状態に。
特に注意が必要なのは、パソコンやスマホを長時間見続ける習慣がある方!
目が疲れたときに何気なくやってしまう眉間を寄せる仕草でも皺眉筋(しゅうびきん)が硬くなり、眉間にしわをつくることに繋がってしまいます。
さらに、目の周りを支える眼輪筋と眼瞼挙筋(がんけんきょきん)。
まぶたの開け閉めに使う筋肉ですが、この筋肉を使わずに額を引き上げるように目を開ける人は意外と多くいます。
額にしわが寄ることになるので、目周りの筋肉を使うよう意識しましょう。
原因4:頭皮のたるみ
顔だけでなく、実は頭皮がたるんでしまっていることがシワをつくる原因の場合も。
頭皮と顔の皮膚は一枚で繋がっているため、頭皮がたるんでくると自然とその影響は顔にも現れます。
●肌の乾燥
●血行不良
●食生活、ホルモンバランスの乱れ
などが挙げられます。
頭皮は顔と違ってなかなか念入りにケアしない部分ですよね。
しかし、顔の肌と同じようにダメージを受けています。
おでこや眉間以外にも目元のたるみが気になってきた場合は、頭皮のたるみが原因かもしれません!
原因5:表情の癖
表情の癖もおでこや眉間にしわをつくる原因です。
表情豊かなことは素敵なことですが、眉を上げるように目を見開いて驚く仕草は、おでこに横じわをつくるもと!
その表情を繰り返すたび、しわは定着していくことに。
目の周りの筋肉だけを使って目を開くよう意識してみましょう。
原因6:ストレス
悩みやストレスがあると自然と体に力が入るため、気付かぬうちに眉間にしわが寄ってしまうもの。
眉間のしわは気難しい印象や怒っているように捉えられ、周囲からの印象も良いものではありません。
「眉間に力が入っているかも……」と心当たりがある方は、口角を上げるよう意識してみましょう。
口角を上げると自然と眉間も広がり、柔らかい表情になれますよ。
また、強いストレスを抱えている方は寝ている間にも眉間にしわが寄ってしまっている場合があります。
意識的な対策がしにくい就寝時。
「朝起きたらしわの跡が……」という方は、テープなどを活用し物理的にしわを伸ばす対策をしてみるのがおすすめです。
眉間やおでこのしわに効く!しわを改善する化粧品
常に気になる定着してしまっているシワの場合、表情の癖からできる表情ジワや真皮性の深いシワである疑いがあります。
スキンケアで保湿を意識しつつ、しわ改善効果のあるアイテムをプラスしていきましょう。
厚生労働省に「しわを改善する」効果を認められた化粧品や、「塗るボトックス」とも言われる表情ジワにアプローチできる化粧品など、しわ改善効果のあるアイテムで気になるシワをケア!
深いしわにもアプローチ!しわを改善する化粧品
深いしわを改善する効果のある代表的な成分はこちら↓
◆真皮層にアプローチしてシワを改善する成分◆
成分 | 特徴 |
レチノール | ・コラーゲン、エラスチンの生成を促進する ・ターンオーバーを整え、肌荒れを改善する ・油溶性で、クリームや乳液などに主に配合 |
ナイアシンアミド | ・コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を保つ他、美白効果もあり ・血行を促進し、肌のターンオーバーを整える ・水溶性で、美容液、化粧水、ジェルなどにも使用可 |
ビタミンC誘導体 | ・コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を保つ ・メラニン色素を薄くする美白効果や、炎症を抑える整肌効果もあり ・水溶性、油溶性の両タイプがあり、化粧水、美容液、クリームなど幅広く配合 |
厚労省に認められたシワ改善効果のある化粧品は上記の成分のほか、長年の研究の末に開発されたメーカー独自の成分が配合されているものもあります。
厚労省認可のアイテムを特徴別にピックアップしました。
気になるアイテムをチェックしてみて下さい。
●みんなが使っている人気商品を知りたい方はこちら
●シワだけでなくシミも気になる方はこちら
●肌に優しいアイテムを知りたい方はこちら
雑誌やコスメサイトでも高評価!みんなが使っているシワ改善化粧品
口コミサイトや雑誌でも大評判。
リピーター多数のしわ改善化粧品をご紹介します。
数々の雑誌や美容家から高い評価を受け続けています。
ポーラ独自の有効成分「ニールワン」を配合。
真皮中のコラーゲンやエラスチンを分解する酵素の働きを抑制し、深いシワを改善していきます。

指に出した感じはこっくりとした少し硬めのテクスチャー。
指先でくるくると伸ばせば、どんどん肌に馴染んでさらっとした感触に変化しました。
濃厚なクリームなのにベタつく感じがないことにびっくり!
メイク前でも安心して使えます。
ヒアルロン酸の産生を促し、肌の水分量を増加。
柔軟性のある肌に整えることで、しわを改善していきます。
シワ改善に高い効果を持ちつつも、熱や光、酸素に弱い純粋レチノール。
こちらは開封後でも酸素を通さない特殊なチューブに入っているため、品質を損なうことなく最後まで安心して使い続けられます。
クリームを塗ると肌が柔らかくなり、シワが元に戻る感じがします。(40代)
シワ改善+シミ予防!Wの効果が期待できるシワ改善化粧品
しわへの確かな効果がありながら、美白有効成分が配合されシミ対策もできる!
そんな一石二鳥なアイテムをご紹介します。
シワを改善しながら透明感のある明るい肌を目指せます。
伸びのよさに加え、花をベースにした癒される香りで使用感にもこだわった一品。
こちらはシワ改善に有効な「純粋レチノール」のほか、薬用美白有効成分「m-トラネキサム酸」を配合し、シミ予防も期待できる優秀クリーム。
ストレスと疲れで曇りがちな表情を明るく改善させてくれるアイテムです。
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」
肌への刺激も気になる方におすすめのシワ改善化粧品
レチノールはシワ改善に加えてターンオーバーを整える効果もありますが、肌への作用の高さから刺激を感じてしまう人も。
レチノールの刺激性が心配な方は別の成分が配合された商品がおすすめです。
「表皮の乾燥」と「真皮のコラーゲンの減少」というシワの発生原因に着目し、表皮・真皮の両方にアプローチする有効成分「リンクルナイアシン(ナイアシンアミド)」を配合。
化粧水で整えた肌にのせるとクリームがバーム状に変化し、気になるシワに密着。
美容成分が肌に浸透し、ハリのある肌に整えてくれます。
肌がふっくらとしてきたような気がします。(30代)
肌の上下層に有効なクリームなので、乾燥ジワや表情ジワ、年齢を感じさせる深いシワまで、あらゆるシワに効果を発揮!
「のびがよく肌に密着するのに、ベタつかない」と使用感も好評です。
表情ジワ改善に効果的な化粧品
表情ジワを改善するには以下のような成分が配合されたアイテムが効果的です。
◆表情筋をリラックスさせ表情ジワを改善する成分◆
成分 | 特徴 |
アルジルリン | 神経細胞の活動を和らげ、表情筋の癖を抑えることでしわを改善 |
シンエイク | 表情筋を弛緩させてしわを伸ばす |
表情筋をリラックスさせてシワの定着を防いでくれるアイテムをご紹介。
さらに7種のハリ肌成分、11種の保湿成分も配合し、肌に潤いと弾力を与える美容成分がたっぷり!
ナノ化された美容成分が角層の隅々まで浸透し、内側からハリのあるふっくら肌をつくります。
年齢や乾燥により目立ちやすいシワに働きかけ、なめらかな肌に整えてくれます。
ハリ不足を解消し、キメの整った健やかな肌を目指す方におすすめです。
5日分のお得なセットで、まずは使用感を確認!
簡単にできる!眉間・おでこのシワ改善方法
スキンケアや簡単なエクササイズなど、日頃からできるシワ対策は色々あります!
シワを増やさないだけでなく、既にできてしまったシワにもアプローチ。
ここではシワ改善に役立つアイテムや、今すぐできるマッサージをご紹介。
おでこや眉間のしわに効く!頭皮をほぐすマッサージ
「頭皮がほぐされるのを実感」
「額のシワが目立たなくなってきた気が……」
と試した人から好評のマッサージをご紹介。
頭痛が軽減されたという声もあり、美容と健康には頭皮をほぐすのがポイント!
おでこや眉間のしわに効くのはもちろん、目の周りのしわやたるみ解消にも効果的です。
血行もよくなるのか、顔色にも変化が!
おでこのシワ改善と同時に、リフトアップやくすみ解消まで目指せます。(福田聡子)
目の奥の筋肉を鍛えるエクササイズ
目の周りを支える筋肉(眼輪筋・眼瞼挙筋)を鍛えるエクササイズを2つご紹介。
◇眼輪筋を鍛えるエクササイズ◇
目周りの筋肉である眼輪筋を鍛えて、おでこにしわができるのをストップ!
さらに、パッチリとした目元づくりにも効果的。
◇顔ヨガでおでこのしわを改善◇
目を開ける時に主に使う筋肉は眼瞼挙筋。
額を押さえながら行うこのエクササイズは額の筋肉の使用を防ぎ、まぶたの力だけで目を開けられるようトレーニングできます。
シワを防ぐ簡単アイテム
眉間やおでこは気付かぬうちに力が入ってしまい、シワをつくりやすい部分。
特に寝ている間は意識できないぶん、知らない間に眉間にシワが寄り、翌朝くっきりとしたシワにびっくりなんてことも……。
寝ている間でも使える簡単アイテムでお休み中もシワ対策をしていきましょう。
寝ている間の表情筋を固定し、気になる表情ジワをリセットしてくれます。
程よくハリのある医療用のテープなので、貼りやすくよれにくいのがポイント。
一晩中フラットな状態をキープしてくれます。
朝まで剥がれることなく付いていた上に、あれほど気になっていたシワができていないことにびっくり!
寝ているときはどうする事もできないと思っていましたが、寝ている間にシワが寄りやすい人には効果があると思います。(30代)
シワを作らない!スキンケアのポイント
クレンジングやスキンケアなど、肌に触れる際は優しく丁寧なケアが大切。
ポイントを意識したケアで、しわを作らない生活習慣を身につけていきましょう。
メイクは優しく丁寧に落とす
間違ったメイク落としは肌への刺激や乾燥を招くだけでなく、眉間やおでこにシワを作る原因になることも。
ポイントを守ったメイク落としを心がけましょう。
ポイント1:クレンジングは1分以内に完了する
メイクを落とすクレンジング剤は洗浄力が高く、長時間のクレンジングは肌への負担に。
しっかりメイクを落とすことも大切ですが、長い時間をかけてクレンジングすることはやめましょう。
ポイント2:ゴシゴシ洗いはNG!優しく丁寧に
肌の最も外側にある角層は0.02mmと、とても薄いです。
ゴシゴシと強い力でメイクを落としたり、タオルで拭いたりすると摩擦により肌がダメージを受けることに。
角層がダメージを受けると、肌のバリア機能が十分に機能できず、潤いを保てなくなってしまいます。
クレンジングは指の腹を使った優しいタッチで落とすようにしましょう。
化粧水や美容液はおでこまで優しくハンドプレス
皮脂腺が多いおでこは汗が分泌されやすく、潤っているように思われがち。
化粧水や美容液を使う際、カサつきを感じやすい頬や目の下は重点的に使っても、おでこまで同じ位しっかりと保湿できている方は意外と少ないのではないでしょうか?
しかし、一見潤っていそうなおでこも、肌の内側は水分量が不足している場合があります。
化粧水や美容液を使う際は、おでこを包むようにして浸透させることを意識しましょう。
日焼け止めはおでこまでしっかりと
肌のハリや弾力が失われてできる深いシワ。
そんな深いシワができる主な原因は紫外線です。

地表に届く紫外線の約9割を占めるUV-A(紫外線A波)。
肌の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞にダメージをもたらします。
その結果、線維芽細胞の働きが抑えられ、肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンが十分につくられなくなることで、しわのできやすい状態になってしまうのです。
UV-Aは1年を通して紫外線量の変動が少なく、雲や窓ガラスをも透過してしまうことから生活紫外線と呼ばれています。
夏以外も油断せず、日焼け止めやUVカット効果のある下地などを使用することを心がけましょう。
眉間やおでこまで丁寧に塗ることがポイントです!
美容医療でシワを改善
日頃のケアやエクササイズも大切ですが「セルフケアだけでは変化が現れない」とお悩みの方は美容医療に頼るという手もあります。
以下のような美容医療が、しわ改善には有効です。
◇ボトックス注射◇
・神経の働きを抑え、筋肉を緩める
・表情や顔の動きによるしわを治療
・1回で治療が完了し、効果は3~4か月程度持続
◇ヒアルロン酸注入◇
・肌の凹みが気になる部分にボリュームを与える
・表情に関係なく刻まれた深いしわを治療
・1回で治療が完了し、効果は6ヶ月程度
◇レーザー治療◇
・熱エネルギーでコラーゲンのたんぱく変性を促し、肌の組織を引き締めたり、繊維芽細胞を刺激する高周波を照射したりすることでコラーゲンの生成を促す
・比較的浅いしわから表情じわ、たるみまで広く対応
・1回で治療を終えるのではなく、定期的に治療を行うのが効果的
美容医療は一度の治療、短時間で済むものもあり、早ければ1週間程度で効果が表れます。
ただし、治療には副作用を伴うこともあります。
費用やリスクについても十分に確認することをお忘れなく!
シワのないおでこで若々しさをキープしよう
おでこや眉間にしわができる原因は年齢によるもの以外にも、肌の乾燥や表情の癖、頭皮からくるものなど、実は様々な原因が考えられます。
エクササイズやしわに効く化粧品など、日々のケアから気をつけることでしわのできにくい肌をつくり、できてしまったしわの改善も目指せます。
「しわが気になってきた……」という方は、まずはセルフケアから力を入れていきましょう!