
年を重ねるにつれて、誰もが通り悩む道……それはシミです。
鏡を見るたびに気分が落ち込む顔の厄介なシミをどうにかしたい。
でも、これってスキンケアでどうにかできるものなの?
もしどうにかできるなら、どんな化粧品を選んだらいい?
そんなお悩みに応えるために、今回は下記を中心にご紹介します。
- シミの種類判別方法
- シミができてしまう原因
- シミ対策にオススメの基礎化粧品
- シミを消したい時のメイクアップのコツ
- シミを予防するための外線対策
今すぐにシミ別の対策方法が知りたい方はこちらへどうぞ♪

LalaMe 編集長:前川 優子
コスメマイスター 美容系ライター・エディター 医学博士(名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了)
自身の肌荒れをきっかけに、コスメ・スキンケアの勉強を始め、コスメマイスターを取得。 博士課程で培った専門知識をもとに、根拠に基づいた信頼できる美容情報をお届けします。
Contents
化粧品でシミの悩みを解決したい
シミを見付けたら「スキンケアしなきゃ」と考える方も多いと思います。
勿論スキンケアでシミを薄くすることは可能です。
しかし、シミにはいくつか種類があり、スキンケアでは対応できないシミも存在するのは紛れもない事実。
まずは自分のお肌にできてしまったシミがスキンケアで対応できるものかどうかのチェックから始めていきましょう。
あなたはどれ?シミの種類を知ろう
実は、シミだけでもこれだけの種類があります。
・炎症性色素沈着
・肝斑
・そばかす
・脂漏性角化症
・花弁状色素斑
では、今自分の顔に居座っているこのシミは、一体どれに当てはまるのでしょうか。
まずは鏡の中の自分をじっくりと見てみてください。
顔の中だけでも色、形、大きさなど様々なシミがあるのではないでしょうか。
気になるシミの特徴に当てはまるものはどれなのかチェックしましょう!
★シミへの働きかけが可能なシミ
特徴 | シミの種類 |
![]() 褐色か黒色 紫外線が当たりやすい部分にあって輪郭がはっきり |
老人性色素斑 |
![]() 茶褐色、赤、黒 残ってしまったニキビや湿疹などの炎症の跡 |
炎症性色素沈着 |
![]() 頬骨の付近に、顔の左右対称の位置に広がっている |
肝斑 |
★スキンケアでは対応できないシミ
特徴 | シミの種類 |
![]() 元々は平らなシミだったものが 徐々に盛り上がってきた |
脂漏性角化症 |
![]() 不規則な花弁状や金平糖のような形 肩や背中に多くできる |
花弁状色素斑 |
![]() 茶褐色で数ミリ以下の薄く小さな斑点 鼻を中心にして点在している |
そばかす |
気になるシミの種類は分かりましたでしょうか?
スキンケアでは対応できないシミだと落ち込んでしまうかも知れませんが、そんな時はメイクアップ術でシミそのものを隠してしまうのが効果的です。
様々なシミの原因
多くの種類があるシミですが、そもそもどうしてシミはできてしまうのでしょうか。
シミの種類と照らし合わせながら見ていきましょう。
紫外線によるメラニンの過剰生成
- 老人性色素斑
- 脂漏性角化症
- 花弁状色素斑
紫外線を浴び続けると、メラノサイトという色素細胞から「メラニン」という黒い色素が作り出されます。
これは紫外線から身体を守る防御機能であり、日焼けをした時に肌が黒くなるのもそのためです。
通常であれば肌の生まれ変わりと共にメラニンを含んだ古い角質層が排出され、元の肌色に戻るはず。
ですが、年齢を重ねるごとに肌の生まれ変わるサイクルが長くなってしまい、だんだんとメラニンがお肌に残りやすくなってしまいます。
こうして残ったメラニンがシミとなってしまいます。
紫外線による肌の酸化
- 老人性色素斑
- 脂漏性角化症
- 花弁状色素斑
紫外線を浴びるとメラニンが生成されるだけでなく、体内で活性酸素も生成されます。
活性酸素は皮膚の細胞を攻撃し、お肌の潤いやハリに必要なコラーゲンを壊してしまいます。
それによってターンオーバーに乱れが生じ、本来排出されるはずのメラニンがお肌に蓄積され、シミとなって残ってしまうのです。
ニキビなどお肌の炎症の放置
- 炎症性色素沈着
皮膚は摩擦に弱く、洗顔やマッサージの時などに強く揉んでしまうと、その刺激で色素沈着が起こってしまうこともあります。
これは、紫外線でダメージを受けた時と同様に体の防御機能が働くためです。
ニキビを潰したり何度も同じ場所に繰り返しニキビができたりしてしまうと、それが刺激となりメラニンが生成されて色素が残ってしまうのです。
大切なのは、炎症が起こってしまった時に放置せずに正しく対処を行うこと。
きちんとケアをすることで、シミになってしまうリスクを下げられます。
ホルモンバランスの乱れ
- 肝斑
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンが存在します。
これら女性ホルモンのバランスは、加齢やストレス、睡眠不足によって簡単に崩れてしまいます。
女性ホルモンのバランスが崩れると、メラノサイトが活性化し、メラニンが多く生成されてしまうのです。
肝斑への対策は何よりも女性ホルモンのバランスを整えることが大切です。
ただ、加齢や紫外線が原因なのか、遺伝によるそばかすなのかは見極めも困難。
元々あったそばかすが「濃くなってきた?」「増えてきた気がする」と感じたら肌ダメージを受けている可能性があります。
そんな時はこのあとご紹介するスキンケアを試してみてくださいね。
シミ対策をする時の化粧品の選び方
老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑はシミへの働きかけが可能なシミです。
重要なのは、ダメージを受けるたびに生成されてしまうメラニンの存在。
このメラニンをいかに作らせないか、定着させる前に排出させるかがカギとなります。
メラニンの生成を抑制したり代謝を高めて肌のターンオーバーを正常化させたりするのが、基礎化粧品の役割です。
シミ対策をしたい時は「メラニンを排出する」「メラニンの生成を抑制・阻害する」成分の入った基礎化粧品を選ぶようにしましょう。
シミ対策に効果的な成分
シミの種類 | 効果的な成分 |
老人性色素斑 | エナジーシグナルAMP 4MSK トラネキサム酸 ビタミンC誘導体 など |
炎症性色素沈着 | グリチルリチン酸ジカリウム カモミラET トラネキサム酸 ビタミンC誘導体 など |
肝斑 | トラネキサム酸 ハイドロキノン アルブチン コウジ酸 |
一生懸命シミに効果的な成分を取り入れていても、お肌そのものがダメージを負ったままでは効果が半減してしまいます。
お肌の潤い必要なヒアルロン酸、セラミドなどの成分も一緒に配合されているとgoodです♪
まず基礎化粧品を選ぶ際には【保湿力】があるかどうかを基準にしてみてください。
その上で、エタノールや合成着色料、パラベン、石油系界面活性剤など刺激の強い成分が入っているものは避けた方が無難と言えます。
【老人性色素斑の方にオススメの基礎化粧品】はこちら
【炎症性色素沈着の方にオススメの基礎化粧品】はこちら
【肝斑の方にオススメの基礎化粧品】はこちら
老人性色素斑の方にオススメの基礎化粧品
老人性色素斑の原因は、紫外線の影響や老化によるメラニンの蓄積です。
保湿をしながらお肌の状態を整えるのと同時に、メラニンの排出効果やお肌のターンオーバーを助けたりする成分が入っているものを選ぶと良いでしょう。
老人性色素斑が使いたい化粧水はコレ!
いつもの化粧水を変えるだけなら、美白ケアを毎日に取り入れやすいですよね。
老人性色素斑にはメラニンの排出を促すエナジーシグナルAMPやお肌のターンオーバーを助けるビタミンC誘導体など保湿成分が入っていると効果的♪
老人性色素斑に悩むあなたにおすすめの化粧水はコレ!
ヒアルロン酸、セラミドが配合され、化粧水ながら保湿効果も抜群です♪
べたつきのないさっぱりとした使い心地で透明感のある肌に導いてくれます。
肌の色もふんわりと明るくなってきたような気がします。(40代)
ヒアルロン酸やトレハロースなどの保湿成分もしっかり入っていながら、べたつきの少ないさらっとした使い心地です。
Wの効果でメラニンを排出し、明るいトーンのお肌へ♪
BG、濃グリセリン、トレハロース液、グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、ノバラ油、水酸化K、クエン酸Na、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、クエン酸、メチルパラベン、フェノキシエタノール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、精製水
いつものケアに美容液をプラスして本気のシミ対策
普段使いの化粧品がまだ残っていても今すぐ始められるのが美容液でのシミ対策。
美容液は悩みに特化して作られているものも多く、効果的に悩みにアプローチできるのも嬉しいポイントです。
美白有効成分やビタミンC誘導体など、シミにアプローチする成分配合のものを選びましょう。
とろりとして柔らかく伸びの良いテクスチャーが優しくお肌を包み込み、美容成分の浸透を感じられます。
お得なキットで贅沢に美白美容液を味わいながら、輝きに満ちたお肌を目指せるのは嬉しいですね!
使い続けていくことで肌の調子が良くなっているように感じられます。(30代)
肌を健やかに導くフラーレンが活性酸素を吸収し、新陳代謝によって肌表面から排出してくれます。
プレ美容液なので、洗顔後化粧水を使う前にお肌に塗るのが効果的です。
時短重視の人はオールインワン
たくさんある基礎化粧品の効果をひとつにぎゅっとまとめたオールインワンは、忙しい方の時短美容にもぴったりです。
そんなオールインワンで老人性色素斑への働きかけに期待ができそうなものをピックアップしてみました。
代謝促進効果のあるプラセンタエキスと抗炎症成分であるグリチルリチン酸ジカリウムで美白効果にも期待。
ゲルは肌に伸ばすとさらっと水のようになるので、ベタベタした使い心地が苦手な方にもオススメ。
保湿効果は抜群で、塗った次の日の朝にはカサカサになっていた部分がなくなっていたほど。
乾燥からくる肌荒れもポツポツできてきてしまっていたのですが、抗炎症成分のお陰か炎症がひどくなることもなく助かっています。(小松)
その上でハイドロキノン誘導体を配合することで、より透明感のあるお肌へと働きかけてくれます。
アルコールや界面活性剤等も無添加なので、敏感肌の方も安心。
炎症性色素沈着の方にオススメの基礎化粧品
炎症性色素沈着でお悩みの方には、メラニンの色素合成そのものやメラノサイト活性化を阻止する成分の入ったものがオススメ。
乾燥したお肌だと、ちょっとした刺激や摩擦も色素沈着の原因になってしまいます。
保湿成分も入っているとなお良いです♪
また、ニキビなどの炎症を繰り返さないように抗炎症作用のある成分の配合されたものを選ぶとより効果的ですよ。
手軽に使いたい人は化粧水から
洗顔の後にすぐ使う基礎化粧品と言えば化粧水を思い浮かべる方も多いと思います。
まずはここでシミを防ぐ基礎を固めておきたいですよね。
化粧水で炎症性色素沈着に効果が期待できそうなものにはどんなものがあるのでしょうか。
色素沈着の原因であるメラノサイトまでしっかりと有効成分を届けてくれます。
自分のお肌に合わせて、しっとりタイプかノーマルタイプで選べるのも嬉しいところ。
メラニン生成を阻害するカッコンエキスが色素沈着をブロックします。
古くから炎症ケアに使用されるカンゾウの花や根のエキスも配合して、お肌の状態を整えます。
グリチルリチン酸が炎症を抑え、赤くなったニキビでも跡が残らないすべすべなお肌へ。
化粧水でケアできるデューテは使いやすいですし、友人にも「肌がきれいになった」と言われて大満足です。(30代)
効果を感じたい人は美容液またはクリームを
炎症後色素沈着になりやすいものの代表は、やはりニキビ。
お肌に跡を残さないために抗炎症成分が配合されているのは勿論、その後ニキビが出来ないようにお肌の状態も整えたいですよね。
そういう時に頼りになるのが、美容成分がたっぷり入っている美容液やクリームです。
3種のヒアルロン酸やカモミラエキス、コラーゲンなどがお肌を整えて透明感のあるお肌へと導いてくれます。
続けていくうちに、何だか肌の調子が良くなったような感じがして、少し自信を取り戻せた気がします。(30代)
植物性スクワランや米セラミド、オリブ油など厳選された15種類の天然由来の保湿成分もたっぷり。
実際にエステサロンでも使用されていた実力派美白ゲルです。
美白成分の入っているものは刺激が強いと聞いていたので、私の肌に合っているこのゲルをリピートし続けています。(40代)
時短重視の人はオールインワン
朝から化粧水で整えて、乳液でフタをして、美容液で保湿して、さらにはそこからお化粧なんてやってられない!
毎朝が時間との勝負な忙しい方には、オールインワンが断然オススメです。
美白成分トラネキサム酸はもちろん、コラーゲンやセラミドなど12種類の美容成分を配合。
プチプラなのにこれ1本で抗炎症・美白・保湿が叶います。
ジェルの伸びも良く、お肌への密着感がクセになります。(30代)
吹き出物ができやすい&朝に弱い自分としては、オールインワンでニキビ跡ケアができて化粧下地まで終わらせられちゃうのは絶大な魅力があります。(小松)
シミができてしまうメカニズムに沿った配合で、美白への働きかけに期待ができます。
シリコンや合成着色料、合成香料なども使用されていないので、お肌にも優しい使い心地です。
使っていたら以前よりもお肌が潤うようになったし、気になっていたシミも薄くなったような。
私には合っていたと思います。(30代)
肝斑の方にオススメの基礎化粧品
ホルモンバランスの乱れからくる肝斑には、メラニンの生成を抑制、阻害する成分が入っていると効果的。
内外的ストレスが原因になっていることも多いのが肝斑の特徴なので、リラックスする成分が入っていると気持ちのケアもできます。
ストレスの掛かっているお肌は荒れがちなので、しっかりと保湿をするのも忘れないようにしましょう♪
手軽に使いたい人は化粧水から
スキンケアの中の基礎中の基礎である化粧水。
これだけで肝斑へのケアが完了するなら、大分日々の手間が省けますよね。
化粧水で肝斑に効果的なものがあれば試したい、という方には是非こちらをどうぞ♪
トリプロセラミドや浸透型コラーゲンなど保湿成分もたっぷりで、お肌の大敵乾燥にも◎♪
肌サイクルを整えて内側から輝く美肌を目指しましょう!
肌がしっとりしてくれるし、友人にも「肌が白くなった」と言われるし、私には良いこと尽くめの化粧水です。(40代)
レモングラスやゼラニウムなどの天然アロマ成分でストレスの緩和も期待できます。
この化粧水を使うようになってからは、お肌の状態が安定してきたような気がします。(30代)
自分自身の自律神経が不安定なこともあり、天然アロマ成分が入っているというのが何とも魅力的。
しかも化粧水というところにお手軽さも感じて、私の中で試したい化粧品ナンバーワンです。(小松)
効果を感じたい人は美容液またはクリームを
基礎化粧品の中でも、美容液やクリームを使うとリッチな気分になるのは私だけでしょうか。
日々ダメージを受けてストレスを溜めてしまっているお肌に贅沢をさせてあげたい、という方には美容液やクリームを使ってみては。
安定型ハイドロキノンよりも即効性の高い純ハイドロキノンがメラニンに働きかけてくれます。
肌のコンディションを整えるビタミンA誘導体やヒト型セラミドなど美容成分も贅沢に配合されています。

段ボールを開けるといつも使用している化粧品とは趣の違う箱が……これだけで贅沢な気分になりました。

1回の使用に必要な量は大体米粒程度ですが、それだけでも充分なくらい濃厚なテクスチャーです。
手に出した時の感触と塗り心地は軟膏に近いかも知れません。
ハイドロキノンは刺激の強い成分なので、敏感肌の方だとヒリヒリ感じてしまう方も多いとも聞きます。
実際に私も初めて塗る時ピリピリとした刺激を感じたのですがしっかり保湿を意識してスキンケアをするようにしてからは刺激を感じなくなりました。
自分のお肌のコンディションを塗った時の刺激で確認できるというのはありがたい話です。
美容成分がぎっしりと詰まっている感のある濃厚な塗り心地はぜひ一度試して頂きたいですね♪
ホルモンバランスの変化など様々なストレスで揺らぐお肌を整えるアオノクマタケランを配合。
ターンオーバーを助けるビタミンC誘導体と合わせて肝斑への働きかけに期待できます。
内的ストレスにも着目した成分が入っているのが、私の悩みにもマッチしていて思わず飛びついてしまいました。
少しでも肝斑が薄くなりますように……と期待しています。(30代)
美容先進国と知られているスイスで研究開発されたクリームです。
スキンケアの最後に顔全体に塗ってから気になる部分にピンポイントで塗ると効果的です。
時短重視の人はオールインワン
化粧水、乳液、美容液、そして化粧下地からのメイクアップへ。
ひとつひとつのステップは簡単ですが、毎日続けるとなると億劫になってしまう日がありますよね。
そんな時の心強い味方がオールインワン。
いくつかに分かれているスキンケアの過程を一気に済ませられるのは、やっぱり何と言っても楽です。
39種類の成分が乾燥を防ぎ、ビタミンC誘導体がお肌のターンオーバーを整えて透明感のある肌を導きます。
1本でスキンケアが完結できるのは本当に楽!(40代)
さらに11種類の植物エキスが美肌に導いてくれます。
マッサージをしながらぬり込むと、より効果が実感できるはず。
少しずつですが、大きなシミが気にならなくなってきた気がします。(30代)
メイクアップ化粧品でシミをカバーしよう!
シミの色素沈着が肌に定着して、皮膚そのものが変化してしまった脂漏性角化症や花弁状色素斑。
遺伝的な要因が強い、そばかす。
こういったものは、残念ながらスキンケアでの対応は難しいです。
とは言え、放っておくだけというのは歯痒いですよね。
顔にシミがある…考えるだけで気分も塞ぎがちに。
改善するのが難しいなら、メイクでしっかり隠して毎日の気分を盛り上げていきましょう!
シミを隠すメイクアップのコツ
シミを隠すためには、化粧下地、ファンデーション、コンシーラーを駆使する必要があります。
せっかくシミを隠したのに、メイクの下からシミが浮き上がってきてしまった……なんて悲しいですよね。
シミを隠すためには、まず何を選ぶのか、そしてどう使っていくのかが重要です。
化粧下地
シミを隠したい時は、化粧下地のなかでもカラーコントロール効果のあるものを選ぶのがベスト。
カラーコントロール効果とは、お肌の悩みに対して肌の色を補正・調整する効果のことです。
薄いシミやそばかすを隠したい方はイエロー系コントロールカラーを。
濃いシミを隠したい方はオレンジ系のコントロールカラーを選ぶとシミが目立ちにくくなります。
その場合は、化粧下地のように顔全体に塗るのではなく、気になるシミ部分に置くように塗るのがポイントです。
「カラーコントロールなんて意識したことない…」
そんな方のために、カラーコントロール効果を兼ね備えた化粧下地を探してみました♪
レモンカラーはシミ、そばかす、クマをカバーしてお肌全体をトーンアップさせてくれます。
特に気になる部分は重ね塗りをすることで透け感のある美しい肌を演出してくれます。
べたつき感が全くないため、ファンデーションのノリがとても良くて使いやすいです。(小松)
ライトベージュ以外にも、お肌の状態に合わせた色を選ぶことができます。
お肌にダメージを与える紫外線もカットしてくれる至れり尽くせり設計です。
ファンデーション
シミを隠すためには、カバー力のあるリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションを使うのがオススメです。
ポイントは、自分の肌よりも少し暗い色のファンデーションを選ぶこと。
シミが目立ってしまう理由は、本来の肌の色と茶色くなったシミ部分の色の落差が大きいからです。
そのため、自分の肌色に合ったファンデーションをそのまま塗っても結果は塗る前と同じ……シミだけが浮き出てしまうことに。
ファンデーションによって肌の色をシミの色に近づけることで、シミを目立たなくさせることができるのです。
また、カバー力のあるファンデーションは、塗った後厚塗り感が出てしまうことがあります。
最後の仕上げにフェイスパウダーを使用することで自然な仕上がりにすることができます。
コンシーラー
ファンデーションを塗っても目立ってしまう大きかったり濃かったりするシミには、コンシーラーの出番です。
コンシーラーのポイントもファンデーション同様、お肌よりもワントーン暗い色を選ぶこと。
小さいシミはペンシルタイプのコンシーラーで塗りつぶすようにして隠していきましょう。
大きなシミはパレットタイプやスティックタイプのコンシーラーを使います。
隠したいシミよりもひと回り大きくコンシーラーを塗り、境目を指でぼかすとナチュラルに仕上がります。
コンシーラーを塗った後は、フェイスパウダーで顔全体をなじませるのを忘れないようにしましょう。
せっかく隠したシミが浮き出てきてしまいますので、シミからはみ出ている境目部分だけをぼかすように気をつけるようにしてください。
そんな方は、カバー力にこだわらず刺激の少ないパウダーファンデーションを使いましょう。
パウダーファンデーションを塗る前にシミをコンシーラーで隠してしまえば大丈夫。
塗り方は、ファンデーション後に塗るコンシーラーの使い方と同じでOK!
私もお肌が弱く、いつもコンシーラーでシミ隠しをしてからパウダーファンデーションを塗っている派です。(小松)
「ピンポイントでシミを隠すにはコンシーラーがちょうどいい」
とは言っても、化粧品がひとつ増えてしまう煩わしさもあって手を伸ばしたことがないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、是非この機会にコンシーラーの使い勝手の良さを体感してみてください。
肌の気になる悩みに合わせて色を使い分けて、自然にシミを隠せるのが嬉しい♪
ストロングマヌカオイルなどでしっかりと保湿をしてくれるうえ、シミの大敵紫外線対策もバッチリできる優れモノです。
発色も良いので、厚塗りすることなくキレイにシミを目立たなくできるのでリピートし続けています。(30代)
自分の肌の色に合ったものを3種類の中から選べます。
カバー力が高いのにヒアルロン酸Na、スクワランなど保湿成分が入っており、アルコールフリーでお肌に優しいのもポイント高い♪
せっかく隠すなら全部隠したい……という衝動に駆られることもあるでしょう。
しかしその衝動をぐっとおさえて、全てのシミを隠すのではなく大きいシミ濃いシミ目立つシミだけを狙って隠すようにしてみましょう。
そうすることで、メイク後の仕上がりもより自然に見えるようになりますよ。
シミを増やさないための紫外線対策
シミになってしまうメラニンの生成も、正常なターンオーバーに必要なお肌のハリや潤いを奪ってしまう原因も紫外線に大きな要因があります。
シミを増やさないためには紫外線対策をすることが重要です。
日焼け止めで紫外線をカット!
紫外線は夏だけではなく1年中降り注いでいるもの。
シミ予防のため、外に出る際には塗る習慣をつけていきましょう。
◆日焼け止めを塗る時のポイント
1.【頬・鼻の頭・おでこ】は日焼けしやすい!
この3点は顔の中でも高さのある部分です。
日焼け止めを顔全体に塗った後にはこの3点に重ね付けをして紫外線から防御していきましょう。
2.塗りムラのないように注意!
適量(大体500円玉くらい)を手のひらに取って両手で軽く伸ばしてから顔全体になじませるのがポイント。
塗りムラを防げて日焼け止めの効果もより高まります。
3.こまめな塗り直しは必須!
朝、日焼け止めをたっぷり塗ったとしても、汗などで流れてしまい、その効果が夜まで続くことはありません。
紫外線をきっちりと防ぐためにはこまめな塗り直しが必要です。
なかなか出先での塗り直しが難しい方は、手軽に使えるスプレータイプやパウダータイプの日焼け止めもオススメです。
メイク後にシューッとひと吹きすることでメイク崩れを予防してくれる、女性に嬉しい1本です。
重さのないサラッとした粒子で汗や皮脂にも強いので、日焼け止めの塗り直し用としても重宝できます。
これは元々メイクの上からスプレーするものなので、遠慮なく吹きかけています。
大きさ的にもちょうどいいので、いつも鞄の中に忍び込ませています。(40代)
アイテムを駆使して肌に届く紫外線を減らす
季節はもちろん、曇りの日でも関係なく頭上から降り注いでいる紫外線。
外に出るなら洗濯物を干すだけの短時間でも気は抜けません。
そんな時はUV加工されている日傘や上着、アームカバー、ストールなどを身につけておくだけでも全然違います。
特に試してみて欲しいのはサングラス。
実は目に紫外線が入ることで「メラニン色素をつくれ!」という指示が脳から出されてしまうのです。
まさか目にそんな落とし穴があったとは……!
ちゃんと日焼け止めを塗ってUVカット加工のものも身につけているのに……という方は、目の保護を意識してみると良いかも知れません。
化粧品を駆使してシミの悩みとはオサラバしよう
シミを消したい……!
顔にシミを見つけてしまった方の切なる願いだと思います。
もちろんお肌をケアすることでシミそのものを薄くすることができるものもあります。
一方で、お肌のケアだけではどうにもならないシミがあることも分かりました。
しかし消えないのなら、隠してしまえば良いのです。
自分のシミがどんなシミなのかしっかりと見極めて、シミに気分を振り回されない毎日を手に入れていきましょう!